心の勝利 諦めずに

日本はゴールデンウィーク。
一年で一番いい季節。
もう、暑いのかしら?

こちらも急に今週末は25度ぐらいになり、夏のようでした。

お庭の芝生もグリーンっぽくなってきました。
あの零下30度ぐらいにもなった長い冬を乗り越え、手入れしないのに、
ぬくぬくと芽を出す緑に、すごい自然の力を感じます。



芝生が生えていないところは、冬中、大きなテントを置いていたので
ハゲています。ちょっとだけ、芽が出てきています。

あの電信柱?
これはお洗濯物干しです。

右側の荒地は、プール撤去後。
プールを撤去した後、砂地になっているのですが、そこになんと、
ツクシさんが生えていました。
幼い頃、祖母宅で食べた記憶があります。


ミミは、ちびまるこちゃんで知ったそうです。
そのエピソードは、ツクシ摘みをしているところでワンコがオシッコをするというもの。
大笑いしました。
あり得る話かも。
我が家のは問題なし。
ミミが「食べられるかな」と聞くので、もしかして、ツクシじゃないかもと料理拒否。
ツクシ栽培して、日本食レストランへ売ろうかな。
誰も食べないわよね。若い人は知らないかも。

ほんのり、ツクシを見て、日本を思い出していました。


トド姉さん、てんかんによる脳への強い刺激で、全てを忘れてしまったかのように、
凶暴性が出て、触る事もできませんでした。
脳なので、それを治す方法もないのは分かっていました。

でもね、ワンコには心があります。人間と同じです。
ガルルと唸られても、歯を向けられても、ひたすら
いつのように「おはよう「「おやすみ」「食べる」「Good Girl」と声をかけ続け、
隙を狙っては、触っていました。

例の高額薬も第2本目となり、8時間おき(たまに10時間とか12時間おきになる)を続けています。
強いお薬で、まずいらしい。
口に入ると、顔をクシャッとして、まるで青汁のコマーシャル?のようです。

大好きなおやつに塗りつけて、騙して与えています。
第2本目はビーフ味にしたのですが、それでもクシャッおじさん顔です。

そのお薬が効いているのか否か、あれ以来、てんかん起こっていません。

驚くことに食欲も旺盛で、ウンPもしっかりなんです。

それ以上に嬉しいのは、お散歩好きになってくれたことです。

獣医でのマズルが、よほど恐怖だったようで、ハーネスを見ると噛みついていましたから。
春になるのに、トドはずっとソファーの上で寝たっきりなのかなと、トドままの心は沈んでいました。

一度、無理にハーネス付けて、お散歩しました。
殺されるかのような叫び声です。
まだ、肌寒い頃でしたが、お散歩はスタスタと歩いてくれたのです。
嬉しくて、トドままは大きな声で日本語で、ずっと話しかけていました。

2度目のお散歩もハーネスを嫌がり、ガルルでした。
それでも、スタスタと。

今日は、自分から玄関へ行き、ドアのところで待っていたんです。
ハーネスをかけるのは、嫌がりましたが、ガルルなし。
小さな変化ですが、トドの心が脳の恐怖に勝ったのだと思いました。

前より、スピード速く、シャキッとしています。
トドまま、早足になるので大変です。


以前のお散歩楽しを心が覚えていたのかな。
トドままの愛が通じたのかな。

それと同時に触る事もできるようになりました。
ミミが散切りしてくれました。

100%、前のトドには戻っていませんが、これでも大満足。

遊んでほしいと、トドままの体に「トン」とタッチしてくれます。

抱っこは、まだ、できませんのが、急がず、ゆっくりとトドの脳の「恐怖の記憶」を除去していきたいと
思っています。

ミミに言いました。
「きっと、多くの飼い主は、初めの時点で諦めて、凶暴性とてんかん発作に耐え切れず、
安楽死選択していたと思うよ。諦めなくて良かったよね」と。

治療始めた時、「諦めた方がいいかな」と心にもない質問をカナダ人のトドぱぱに恐る恐る聞きました。
「トドは家族だよ」と言ってくれた事、嬉しかったです。
会社の奴ら?は、「安楽死しなくては」「注射でコロリと」なんて言っていたからな。
どうだ、ワンコの生命力はすごいのだ。

このまま、15歳までも行けそうな気配です。
そうだといいなと願いつつ、トドを信じて、引き続き、一緒に頑張っていきます。


ますは、吉報にて。


本心は、宙に舞い上がっているような気持ち
重くて浮かないけれどね。



マミーと、いつまでも一緒にいたいなぁ。